ニューハート・ワタナベ国際病院の最大の強みは、手術支援ロボット「ダヴィンチ(da Vinci)」を用いたロボット心臓手術の症例数と技術力です。従来の心臓外科手術では、胸の中央にある胸骨を約20〜25cm縦に切開する「胸骨正中切開」が標準的であり、骨が癒合するまでに約2〜3ヶ月を要し、術後の激しい痛みや感染症リスクが課題とされてきました。
これに対し、同院が推進するダヴィンチ手術では、右側胸部に数ミリから3〜4cm程度の小さな穴を開け、高解像度の3Dハイビジョンカメラと人間の手首以上に繊細に動くロボットアームを挿入して手術を行います。執刀医はコンソールと呼ばれる操作台から術野を最大15倍に拡大した立体的映像を見ながら、手ブレのない精密な微小血管縫合や弁形成を実施します。
この術式により、出血量の大幅な低減、術後感染症リスクの低下、傷跡の最小化が実現し、術後数日での歩行開始、退院から1〜2週間での社会復帰を可能にしています。僧帽弁形成術をはじめとする弁膜症手術や冠動脈バイパス術において、心臓手術の常識を覆す低侵襲性を確立しています。