SNSの投稿やQ&Aサイトでは、定期的に「ストーリーをスクショしたら相手から怒られた」「通知がいってバレたに違いない」といった報告が浮上します。当編集部がユーザーヒアリングおよび動作検証を行ったところ、この現象の背後には明確な心理的トリックと過去の経緯が存在することが判明しました。
第一の要因は、ストーリー特有の「足跡(閲覧者リスト)」との混同です。ストーリーを開くと、投稿者側には閲覧したアカウントのアバターとIDが一覧表示されます。普段あまり交流のない相手や、いわゆる「見る専」アカウントがストーリーを見た直後にアクションを起こした場合、投稿者が「なぜ今さら見に来たのか」と疑問を持ち、結果的に閲覧行動そのものが露見します。これを「スクショしたからバレた」と受け手が勘違いしてしまうケースが大半を占めています。
第二の要因は、2018年頃にMeta社が海外の一部ユーザーを対象に実施したテスト機能の残像です。当時、ストーリーのスクショに対してカメラのシャッター状のアイコンを表示させる小規模テストが行われ、世界のITメディアが一斉に報道しました。しかし、この機能はユーザーエンゲージメントを著しく低下させる要因になると判断され、正式採用されることなく短期間で完全に撤回されました。この過去の実験報道が断片的な知識としてネット上に残り続け、2026年の現在でも都市伝説のように語り継がれているのが実情です。