ゴールデンバガンの厨房で腕を振るうシェフは、現地の伝統レシピを忠実に守りながら、日本の新鮮な食材を活かした調理を行っています。初めて訪れる方から通い詰める常連まで、絶対に外せない代表的なメニューを紐解きます。
国民食の真髄「モヒンガー」|魚介出汁と米粉麺の至高のハーモニー
ミャンマーの国民食として知られるモヒンガー(Mohinga)は、同店を訪れたら必ず注文すべき一杯です。ナマズなどの川魚を丁寧に下処理し、レモングラス、生姜、玉ねぎ、バナナの幹、ひよこ豆の粉とともにじっくり煮込んだスープは、魚特有の力強い旨味とハーブの爽やかさが凝縮されています。滑らかな米粉麺(ライスヌードル)に濃厚なスープがよく絡み、トッピングされた豆の天ぷら(アチョー)の香ばしい食感が絶妙なアクセントを生み出します。
発酵茶葉の食べるサラダ「ラペットゥ」|食感と酸味の鮮やかなコントラスト
世界でも珍しい「お茶を食べる文化」を象徴するのが、ラペットゥ(お茶の葉サラダ / Lahpet Thoke)です。微発酵させた茶葉の心地よい酸味と渋みに、揚げたレンズ豆、ピーナッツ、ゴマ、フライドガーリック、トマト、青唐辛子を合わせ、ピーナッツ油と魚醤(ンガンピャーイエ)で和えています。一口ごとに異なるザクザクとした食感と、噛むほどに広がる発酵の深みは、一度体験すると病みつきになる味わいです。
贅沢に味わうディナーコースとミャンマー風炊き込みご飯「ダンパウ」
夜のディナータイムには、スパイスで炊き上げたライスに柔らかなチキンレッグを合わせたミャンマー風ビリヤニ「ダンパウ」や、海老や豚肉を玉ねぎと油でじっくり煮込んだ「ヒン(煮込みカレー)」が人気を集めます。多人数で訪れる際には、前菜からメイン、デザートまでバランスよく構成されたディナーコースを選択することで、ミャンマー各地方の多様な食文化を一通り体験することが可能です。