繁華街の路地裏を歩けば、15分で数百円という強気な価格設定が目に飛び込んでくる。コインパーキング市場を牽引するパーク24株式会社のタイムズ24や、三井不動産リアルティが展開する駐車場ネットワークは、精緻なダイナミックプライシングを導入し、需要に応じた柔軟な料金体系へとシフトした。これにより、かつてのような一律的な無料開放は影を潜めた。
しかし、大手事業者が完全に無料の恩恵を打ち切ったわけではない。むしろ商業施設や地域インフラとの連携を深めることで、「特定のアクションを起こした利用者だけがコストゼロの恩恵を受ける」という二極化が進んでいる。知っている者だけが恩恵を受け、無計画に停めたドライバーが高額請求に頭を抱える構造が定着したのだ。