広東住血線虫に対する特効薬やワクチンは現在のところ確立されておらず、対症療法が治療の中心となる。だからこそ、予防こそが最大の防御となる。日常生活で徹底すべき感染防止策は極めてシンプルだが、絶対的な効果を持つ。
第一に、野外で見かけるナメクジやアフリカマイマイ、カタツムリなどの陸産貝類には絶対に素手で触れないこと。ガーデニングや農作業の際は必ず手袋を着用し、作業後は念入りに手洗いを行う。第二に、家庭菜園や直売所などで手に入れた生野菜は、流水で葉の裏まで十分に洗い流すこと。第三に、淡水エビやカエル、カタツムリなどの食品としての摂取は、必ず中心部まで完全に加熱処理を行うことだ。これらを徹底するだけで、感染リスクをほぼゼロに抑え込むことができる。