虫タイプが対戦で苦戦を強いられるもう一つの理由は、攻撃面における「受けにくさ」ならぬ「通りにくさ」にある。虫タイプの攻撃技は、「ほのお」「かくとう」「ひこう」「どく」「ひこう」「はがね」「フェアリー」という実に7つものタイプに半減(0.5倍)されてしまう。
この厚い壁を突破するため、トップレーナーたちは技構成に工夫を凝らす。相手の交代に合わせて自らもベンチに下がる高スペック技「とんぼがえり」で戦場をコントロールするか、特攻と特防、素早さを同時に高める積み技「ちょうのまい」で火力を強引に底上げして強行突破を狙うのが定石だ。単なる打点として期待するのではなく、技の副次効果を絡めた戦略的な組み立てが不可欠となる。