ひとくちに羽二重餅と言っても、創業100年を超える老舗のクラシックな生餅から、香ばしいナッツを合わせた新世代の創作菓子まで、店舗ごとの個性は明確に分かれます。福井を訪れた際、あるいは通販・ギフトでお取り寄せする際に押さえておくべき主要銘柄のスペックを比較検証しました。
1位:はや川「羽二重くるみ」|香ばしさと柔らかさが織りなす現代の傑作
福井駅の土産店でも開店直後から完売が続出するほどの支持を得ているのが、勝山市に本店を置く「はや川」の『羽二重くるみ』です。自家製の甘露煮くるみを練り込んだ羽二重餅を、上下から薄いシュー皮で挟んで焼き上げています。餅のしなやかさと、くるみのカリッとした歯ごたえ、そしてバター風味のシュー生地が調和し、和洋折衷の奥深いコクを生み出しています。
2位:松岡軒「元祖羽二重餅」|120年以上の伝統が宿る究極の口溶け
元祖の誇りを守り続ける松岡軒の羽二重餅は、他店と比較して生地が非常に薄く、舌の上に乗せた瞬間から体温で溶けていくような繊細な口当たりが特徴です。無駄な甘みが一切残らず、上質な砂糖と餅粉のピュアな風味が広がります。「羽二重餅の原点」を知る上で絶対に外せない名品です。
3位:村中甘泉堂「羽二重餅」|餅本来の弾力と滑らかさを兼ね備えた実力派
福井市中央に本店を構える村中甘泉堂は、地元住民が冠婚葬祭やお茶請けとして絶大な信頼を寄せる名店です。職人が手作業に近い工程で練り上げる餅は、柔らかさの中に心地よい弾力(コシ)があり、米の旨みをしっかりと感じられます。季節のフルーツを包んだ創作羽二重餅など、伝統を守りながら進化を続ける姿勢も高く評価されています。