初めてハサミを購入する際、「安全そうだから」という理由で刃までプラスチックでできた幼児用ハサミを選ぶ保護者が多く見られます。しかし、これは幼児教育の現場では推奨されないケースが少なくありません。
プラスチック刃のハサミは、紙に対して完全に垂直に刃を当てて強い力で挟まないと切れず、紙を巻き込んでぐしゃりと折れてしまいがちです。これにより、子どもは「切る楽しさ」を味わう前に強い握力疲労とフラストレーションを感じ、練習を嫌がってしまう原因になります。
専門家や保育士が推奨するのは、「刃先が丸くガードされており、金属刃を採用した子ども用安全ハサミ」です。軽い力でも刃が噛み合ってスッと切れるため、手首に無駄な力が入らず、正しいフォームが早期に定着します。大人が隣で見守る環境さえ整っていれば、切れ味の良い安全設計ハサミを与える方が上達も安全確保も早くなります。