風速8m/sを超える過酷な環境や、大型レクタタープの中央ラインを直線的にピンと張りたい場面では、運送業の荷締め技術から派生した「トラッカーズヒッチの結び方」が威力を発揮します。
トラッカーズヒッチは、ロープの中間に輪(ループ)を作り、末端をその輪に通して折り返すことで「動滑車の原理(3:1のメカニカルアドバンテージ)」を創出します。これにより、通常の約3倍の張力を人力で簡単にかけることが可能となり、太さ4〜5mmのパラコードでも太鼓の皮のように張り詰めた状態を作ることができます。
また、ポールとガイロープの結び方においては、ポールの先端ピン(ピン先端径約6〜8mm)に直接ロープを掛けるだけでなく、もやい結びで作った輪を「二重巻き(ダブルループ)」にしてピンに噛ませる技術が有効です。ピンからの抜け落ち防止と摩擦増大により、突風によるポールのホッピング(浮き上がり)を物理的に防ぎます。