サンスベリアの葉に縦方向の細かいシワが寄ってきたとき、慌てて水を与えてはいけません。シワは「水分が足りていないサイン」ですが、その原因が土の乾燥による水不足なのか、根腐れによる吸水不能なのかで処置が真逆になります。
原因を見極めるチェックリスト
- 水不足が原因の場合:鉢土がカラカラに乾ききっており、葉全体がやや薄く内側に丸まっている。根元を触っても硬く締まっている。 → 対処法:たっぷりと水やりを行えば、2〜3日程度で葉に張りが戻ります。乾燥が著しい場合は葉面への葉水も有効です。
- 根腐れが原因の場合:土が湿っているのに葉にシワがあり、葉元が黄色や茶褐色に変色して柔らかい。嫌な腐敗臭がする。 → 対処法:即座に鉢から抜き、土の乾燥と外科的切除を行います。
重度な根腐れからの再生ステップ
根腐れが発覚した場合、放置すれば植物体全体へ菌が回り数週間で枯死します。以下の手順で早急なレスキューを実施してください。
- 全草の抜き上げと洗浄:株を鉢から引き抜き、古い土を完全に落として黒く変色・ブヨブヨになった腐敗根を清潔なハサミで全て切り落とします。
- 殺菌と乾燥:傷口にベンレートなどの殺菌剤を塗布するか、風通しの良い日陰で1週間〜10日間しっかり乾燥させ、切り口を完全にコルク化させます。
- 無機質用土への植え替え:水はけに優れた赤玉土や軽石主体の清潔な用土(多肉植物・サボテン用土)に植え付けます。植え替え直後は水を与えず、10日〜2週間経過してから最初の水やりを開始します。