山梨県富士五湖の一つである本栖湖は、本州屈指の透明度を誇る水質と、深く澄んだ青い湖面が最大の特徴だ。その北岸に広がる浩庵キャンプ場からの絶景ロケーションは、まさに格別の一言に尽きる。視界を遮る構造物が一切なく、裾野まで広がる富士山がドカンと正面に座する景観は、一度目に焼き付けたら忘れられない。
かつて写真家・岡田紅陽が撮影し、紙幣のデザインに採用された「湖畔の春」という名作も、まさにこの場所から捉えられたものだ。風が止み、波が穏やかになった早朝に現れる逆さ富士は自然が創り出す奇跡そのもの。湖畔サイトにテントを張り、温かいコーヒーを手にその瞬間を待つ時間は、他では決して味わえない贅沢なひとときとなる。