後藤象二郎の生涯を振り返ったとき、そこに浮かび上がるのは善悪の二元論では到底測りきれない圧倒的なエネルギーだ。彼は理想を語るだけの思想家ではなく、己の欲望と国家の行く末を天秤にかけながら、混沌とした現実を強引に切り拓いた。
混迷を極める現代社会において、時に強引とすら思える決断力と、異なる利害関係をまとめ上げる老獪な交渉術は、私たちが学ぶべきリーダーシップの別の側面を提示している。幕末から明治という巨大なうねりの中で、権力と富の狭間を駆け抜けたこの巨魁の足跡は、日本近代史の深奥を知る上で今なお色褪せない輝きと毒を放ち続けている。 (出典: 後藤 象 二郎(Yahoo!ニュース))
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