鹿児島県内で土曜日の昼間に車を走らせると、トラックの運転手から商店街の店舗、個人タクシーに至るまで、驚くほど高い確率でMBCラジオから野口たくお氏の甲高い笑い声が響いています。番組がこれほど強固な支持基盤を誇る最大の理由は、単なる情報番組にとどまらない「生放送ならではの圧倒的なライブ感とハプニング性」にあります。
野口たくお氏は、テレビ番組『てゲてゲ』などでもおなじみの鹿児島を代表するローカルタレントです。その語り口は一見すると豪快で破天荒に見えますが、ラジオブース内でのトーク運びは驚くほど緻密に計算されています。リスナーからの投稿(お便り)に対するリアクションの速さ、絶妙な鹿児島弁のニュアンスの使い分け、そしてアシスタントへの鋭いパス回しによって、5時間を超える長時間の生放送であってもリスナーを飽きさせません。
さらに、番組スタッフとパーソナリティ、そしてリスナーとの距離感が極めて近いことも特徴です。鹿児島の今をリアルタイムで切り取る中継リポートや、県民の日常風景をユーモアたっぷりに切り取るトークテーマが、世代を超えたリスナーコミュニティを形成しています。