大きな話題を呼ぶ一方で、一部のライト層からは「原作をバカにしているのではないか」「単なる悪ノリコンテンツなのではないか」といった懸念や誤解の声が上がることがあります。
しかし、あぶぶ氏のイラスト表現を仔細に観察すると、原作のフォルムや関節の可動域、独特のビニール質感など、キャラクターデザインの根幹を緻密に把握した上で描かれていることが分かります。崩壊しているのはシチュエーションと挙動のみであり、デッサンや空気感の再現度は極めてハイレベルです。
また、同氏の描くベイマックスは暴力的なオチを迎える場合でも、動機そのものは常に「対象者のケア」や「健康管理」という原作通りの善意に基づいています。「善意の暴走」という普遍的なギャグ構造を高度に落とし込んでいるからこそ、原作ファンからも愛されるパロディとして成立しているのです。