マスク氏のような劇的な改善を目指す場合、気になるのが自毛植毛の費用相場と術後の維持コストです。植毛手術は自由診療であるため、移植する株数(グラフト数)や採用する術式によって費用が大きく変動します。
日本国内におけるFUE法の相場は、1グラフトあたり約700円〜1,500円に基本治療費(20万円〜30万円前後)が加算される仕組みが主流です。前頭部の生え際を整える2,000グラフトの手術であれば、総額150万円〜250万円程度が目安となります。北米の富裕層向けクリニックでは名医の技術料が上乗せされ、同規模の施術で200万〜400万円を超えるケースも珍しくありません。
また、植毛手術単体で薄毛治療が完結するわけではありません。移植した毛髪は男性ホルモン(DHT)の影響を受けにくいため半永久的に生え変わりますが、移植していない周囲の既存毛は進行性男性型脱毛症(AGA)の影響を受け続けます。そのため、AGA治療プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)、発毛を促進するミノキシジルの併用継続が必須条件となります。マスク氏が現在も若々しい毛量を維持できている背景には、日々の内服管理の徹底があると考えられます。