神戸港の夜空を彩り、例年約30万人以上を集客してきた「みなとこうべ海上花火大会」。2022年、実行委員会は従来の夏の大規模打ち上げを取りやめ、秋の10月に「みなとHANABI-10 days 万華鏡-」と題した分散型イベントへのシフトを決断しました。
この分散開催理由の背景には、過度な密集を避ける感染症対策に加え、ウォーターフロント再開発に伴う観覧エリアの構造変化がありました。従来のメリケンパーク周辺だけでは群衆雪崩や雑踏事故のリスクを制御しきれない懸念が高まった結果、1日あたり約10分〜15分間の短時間打ち上げを連続開催する方式が採用されたのです。滞留時間を短くすることで帰宅ラッシュのピークを分散させ、周辺の飲食店や宿泊施設への回遊性を高める経済効果も狙いとされました。