恵まれた環境に生まれた著名人の弟である以上、避けて通れないのがネット上の根拠なき憶測です。特に囁かれ続けてきた「電通へのコネ入社疑惑」と「結婚相手の親族企業である松屋への転職疑惑」について、客観的なファクトに基づき検証します。
検証1:電通への入社はコネだったのか?
週刊誌等で「父・櫻井俊氏が官僚トップ(後に電通副社長に就任)であったことからの縁故採用ではないか」という声が上がった時期がありました。しかし、広告業界関係者の間ではこの見方は明確に否定されています。
電通をはじめとする大手広告代理店は古くから体育会系人材、とりわけ慶應や早稲田のラグビー部・アメフト部といった「組織力」「強靭なメンタル」「上下関係の礼節」を体現できる学生を極めて高く評価し、採用枠を設けています。修氏は慶應義塾高校から大学まで一貫してラグビー部の中心選手として活躍しており、チームの副将格として仲間を牽引したリーダーシップは就職戦線において圧倒的な武器でした。業界筋によれば、当時の採用面接でも「櫻井翔の弟」という肩書きを一切アピールせず、一人の体育会学生として論理的かつ情熱的に自己PRを行っていたことが証言されています。
検証2:結婚後に松屋へ転職したという噂の真相
もう一つの大きな話題が、2020年に結婚した妻が大手百貨店「松屋」の社長令嬢であったことから浮上した「電通を退職し、松屋の経営陣・役員候補として転職したのではないか」という噂です。
この点について、松屋の公式IR資料や有価証券報告書に記載される役員一覧、ならびに業界内の人事異動記録を精査したところ、修氏が松屋に役員あるいは正社員として移籍した事実はありません。広告代理店関係者への取材でも、修氏は現在も電通に在籍し、デジタルマーケティングやエンターテインメント関連の案件で実務のフロントに立っていることが確認されています。外戚の企業に安易に移籍するのではなく、自身が開拓した電通でのポジションを全うする道を選んでいるのが実情です。