はま寿司の新ブランドアイデンティティは、業界屈指のクリエイター陣による緻密な計算のもとで構築されました。ブランドタグラインである「濱のおいしさ、そのままに。」を具現化するため、文字フォントの端部にわずかな筆の払いを残しつつ、ベースは直線的で端正な骨格を持つオリジナルカスタム書体が用いられています。
デザインの細部を検証すると、文字の太さ(ウェイト)が均一に整えられており、ロードサイドの巨大看板で遠くから眺めた際にも、手元のスマートフォンアプリの小さなアイコンで表示された際にも、輪郭が破綻しないよう徹底的に最適化されています。従来の回転寿司チェーンにありがちだった「過度な装飾」を極限まで削ぎ落とすことで、寿司という日本の伝統食が持つ凛とした美しさを引き出しているのが特徴です。
看板デザインにおいても、従来の派手な赤・黄・黒の多色使いから、落ち着いたネイビーと木目調を組み合わせたファサードへと店舗外観の改装が進められました。これにより、ロードサイドにおける景観への調和と、大人の単独客や女性グループでも気兼ねなく入店できる心理的ハードルの低減を同時に実現しています。