SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを検証すると、7回目の追加接種に対する世論は大きく二極化しています。「高齢の家族と同居しているから毎年欠かさず接種する」「インフルエンザと同様に冬の備えとして打っておきたい」という積極派がいる一方で、「6回打っても感染した」「発熱で仕事を休むのが辛い」「自己負担1万5,000円は高すぎる」といった接種疲れ(ワクチン・ファティーグ)を訴える声が急増しています。
医療現場の専門家はどう見ているのでしょうか。内科医の久住英二医師らはメディアの取材に対し、「変異を繰り返すウイルスとワクチンの関係はイタチごっこの側面がある」としつつも、「ワクチンの最大の目的は感染を完全に防ぐことではなく、重症化や死亡、後遺症のリスクを抑えることにある」と指摘しています。
現場の医師へのヒアリングでも、「基礎疾患を持つ高齢者が感染した際、重症肺炎や心不全の急性増悪を防ぐ効果は依然として明確である」という意見が多数を占めます。一方で、「健康な若年層・中年層が1万数千円を自費で支払ってまで全員が打つべきかといえば、個々の生活環境や感染時のリスク許容量に応じた判断で良い」という現実的な見解が定着しています。