利用者を戸惑わせる現在のルールが形成された背景には、ゆうちょ銀行手数料改悪の経緯として金融界に激震を走らせた2022年1月の料金改定があります。長年にわたり「全国どこでも手数料無料」を掲げて盤石の顧客基盤を築いてきたゆうちょ銀行ですが、日銀の長期にわたる金融緩和政策やATM運用コストの重層化を理由に、抜本的な収益構造改革へ舵を切らざるを得なくなりました。
当時の改定では、駅やショッピングモールに設置されていた小型ATMの一部有料化や、提携コンビニでの引き出し手数料引き上げが断行され、多くの利用者に失望を広げました。さらに物議を醸したのがゆうちょ硬貨取扱手数料真相です。改定前は窓口・ATMともに硬貨の預払が無料であったものが、ATMに小銭を1枚投入するだけでも手数料が発生する仕組みが導入され、神社仏閣の賽銭管理や小銭貯金愛好家から猛烈な反発を受けました。
現在、ゆうちょ銀行預け入れ手数料現在の取り決めとして、紙幣による入金であれば郵便局ATMで日曜日も完全無料を維持しています。しかし硬貨に関しては、そもそも土曜日・日曜日・休日は郵便局ATMにおいて硬貨の預払取り扱い自体が停止されています。休日に「貯金箱の小銭をまとめて口座に入金したい」と郵便局ATMを訪れても、硬貨投入口のシャッターは開かない設計になっているため、無駄足を踏まないよう留意しなければなりません。