「昔から散歩していた近所の緑道が、ある日突然ペット進入禁止になっていた」——こうした困惑の声がSNSやコミュニティ掲示板で溢れ返っています。自治体がこれほど強硬な姿勢に踏み切る最大の背景には、長年にわたって蓄積された公園利用マナーの破綻と、自治体窓口に寄せられる膨大な住民苦情の存在があります。
公園管理を担当する自治体関係者は、重い口を開いて実情を明かします。「行政としても最初から禁止したいわけではありません。しかし、犬のフン放置罰則と対策をいくら呼びかけても改善が見られず、砂場や遊具周りへの尿の放置、さらには威嚇による恐怖を訴える声が限界値に達した結果、公園内犬立ち入り禁止条例の制定や利用禁止区域の拡大に踏み切らざるを得ないのです」。
特に問題視されているのが、一部の飼い主による不法投棄に近いフンの放置と、オシッコを水で洗い流さない行為です。ベンチの脚や遊具の支柱が尿の塩分や酸で腐食する被害も報告されており、施設の修繕費という税金投入の観点からも厳しい目が向けられています。自治体によっては条例を改正し、2,000円から20,000円以下の過料を科すパトロールを強化していますが、いたちごっこが続いた結果、「犬そのものの立ち入りを禁じる」という最も強硬な最終手段が選択されているのが冷酷な現場の現実です。