実写映画『銀魂』の制作発表時、夜兎(やと)族の少女・神楽役に橋本環奈さんが抜擢されたというニュースは、映画界のみならず世間に大きなざわめきをもたらしました。当時、圧倒的な透明感でブレイクしたばかりの彼女に、週刊少年ジャンプ史上最もお下品とも言われるヒロインが務まるのかという懸念の声があったのも事実です。
しかし、劇場公開とともにその不安は一瞬で吹き飛びました。画面に映し出されたのは、原作特有の毒舌や突拍子もないボケを完璧な間合いで繰り出す、まさに「リアル神楽」の姿でした。守りに入ることなく、銀魂の実写映画における神楽の再現度を極限まで追求した彼女の姿勢は、従来のファンだけでなく映画評論家からも「アイドルの限界を軽やかに突破した」と絶賛を浴びることになります。