SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを検証すると、今なお「コンビニの払込票を郵便局ATMで支払ったら余計な手数料を取られた」「オークションの売上金端数を振り込もうとして損をした」という声が定期的に投稿されています。
取材班が確認した典型的な失敗例が、学校のPTA会費や同窓会費、通信販売の請求書など、払込取扱票(青色・赤色)を使ってATMで支払うケースです。例えば請求額が「3,450円」だった場合、千円札4枚を入れてお釣りとして硬貨を受け取るだけであれば硬貨加算料金はかかりません。しかし、端数をきっちり払おうとして「千円札3枚と100円玉4枚、50円玉1枚(硬貨5枚)」をATMの硬貨投入口に入れた瞬間、硬貨取扱料金として110円が強制的に加算されます。
「小銭を減らしたい」「お釣りを細かく出したくない」という日常的な心理が、結果として余計な出費を招いてしまう構造があります。現場の窓口担当者への聞き取りでも、「硬貨投入口に数枚入れただけで画面に手数料加算の警告が出て、慌てて取り消す高齢者や利用者が後を絶たない」という実情が浮き彫りになっています。