歯周病は大きく分けると初期段階の「歯肉炎」と、組織深部まで破壊が進んだ「歯槽膿漏(重度歯周炎)」に分類されます。歯肉炎の段階であれば、歯肉に限局した炎症であるため、徹底したプラークコントロールと市販の抗炎症ペーストによって元の健康な状態へ完全回復させることが可能です。
一方、炎症が歯根膜や歯槽骨にまで達した歯槽膿漏では、歯茎下がりや排膿、口臭の悪化が常態化します。骨が破壊されると歯周ポケットが4ミリ以上に深くなり、歯ブラシの毛先が届かない嫌気性菌の温床が完成してしまいます。この段階に達している場合は、自宅での歯磨き粉選びと並行して、即座に歯科での専門的スケーリング(歯石除去)を受けることが不可欠となります。