『フォーゼ』を語る上で欠かせないのが、2号ライダーである仮面ライダーメテオ/朔田流星を演じた吉沢亮との共演です。熱血漢の弦太朗と、クールで秘密を抱えた流星という対照的な役柄を演じた2人は、カメラの外でもかけがえのない関係を築き上げました。
撮影現場での2人は、まさに「切磋琢磨」という言葉がふさわしい関係でした。アクション監督・坂本浩一氏の厳しい指導のもと、ジークンドーをベースにした高難度のアクションシーンに挑む吉沢亮と、生身での激しい立ち回りをこなす福士蒼汰。互いの演技や殺陣をモニター越しに見つめ合いながら、ライバル心を成長の糧に変えていきました。
一方で、プライベートでは非常に仲が良く、撮影の合間に冗談を言い合ったり、ロケバスで寄り添って仮眠を取ったりする姿がスタッフの間でも度々目撃されていました。後年の対談番組や映画祭の場でも、吉沢亮が「蒼汰が主役として現場を引っ張ってくれたからこそ、自分も自由にメテオを演じられた」と語り、福士蒼汰もまた「お亮(吉沢亮)のストイックさに常に刺激を受けていた」と明かすなど、2020年代を超えて大河ドラマ主演や世界的作品で活躍するトップ俳優となった今も、当時の絆は色褪せていません。