お米を美味しく炊き上げるためには、最初の計量と水分比率のコントロールが欠かせません。計量カップの誤った使い方一つで、炊き上がりの食感は大きく損なわれます。
まず、お米の計量カップで2合を測る正しい方法は、カップ(1合=180ml)にお米を山盛りにすくった後、箸や指の背を使ってフチの高さで平らに「すりきり」を行うことです。これを正確に2回行います。計量カップをトントンと机に叩きつけてお米を詰め込むと、1合あたり10〜15g多くなり、炊き上がりが硬くなる原因となります。
続いて、ご飯2合に対する水の量は、生米の容量(360ml)に対して1.2倍の約430ml(432ml)が黄金比率とされています。炊飯器の内釜を使用する場合は、平らな場所に釜を置き、「白米・2」の目盛り線の中心に正確に水面を合わせます。
美味しいお米2合の炊飯器での炊き方のポイントは以下の4工程です。
- 素早い研ぎ:最初の水は米が吸水しやすいため、注いだら2〜3回かき混ぜてすぐに捨てます。その後、指を立ててリズミカルに20回ほど研ぎ、2回すすぎます。
- 十分な浸水:デンプンのアルファ化を促すため、夏場は30分、冬場は60分以上しっかりと水に浸します。
- 通常炊飯:炊飯器のスイッチを入れ、炊き上がりを待ちます。
- ほぐし(シャリ切り):炊き上がりのブザーが鳴ったらすぐにフタを開け、しゃもじで十文字に4分割し、底から空気を含ませるようにふんわりとほぐします。これにより余分な水蒸気が抜け、一粒一粒にツヤとコシが生まれます。
気になる栄養価について、文部科学省の「日本食品標準成分表」に基づき、米2合のカロリーと糖質を算出します。生米300g(2合)の栄養価は、総エネルギー約1,026kcal、糖質約231.0gです。これを炊き上がり後に普通盛り(150g)で食べた場合、1杯あたりのカロリーは約234kcal、糖質は約53.4gとなります。