歴代CD売上ランキング推移の視点から分析すると、2001年は日本の音楽パッケージ市場がフィジカル販売のピークからデジタル黎明期へと差し掛かる重要な変革期でした。1998年を頂点とするCDバブルの余韻を残しつつも、着うたや音楽配信といった新たなテクノロジーの胎動が始まっていたタイミングです。
ミリオンセラーが日常的に生まれ、日本中が同じ音楽を同時に体験できた最後の時代。それゆえに2001年のヒット曲には、圧倒的な熱量と普遍的なポピュラリティが凝縮されており、音楽産業の歴史において奇跡的なバランスを保っていた年として位置づけられます。