SixTONESのアルファベット表記をそのまま英語読みすると「シックス・トーンズ(Six Tones)」に見えます。しかし、公式な読み方は「ストーンズ」です。初見のリスナーが「シックストーンズ」と誤読してしまう最大の原因は、先頭に大文字の「S」、そして小文字の「ix」が配置されている独特のタイポグラフィにあります。
この表記と読み方が生まれた背景には、2015年の結成当時に起きた劇的なネーミングの変更劇がありました。
発表翌日に下された「ixは読まない」という電撃決定
グループの結成が公に発表されたのは、2015年5月1日にシアタークリエで開催された公演『ジャニーズ銀座2015』のステージ上でした。この日、名付け親であるジャニー喜多川氏から告げられた当初のグループ名は、大文字表記の「SIXTONES」であり、読み方もそのまま「シックストーンズ」でした。
しかし、事態は翌日に急転します。メンバーの手記や過去のインタビュー取材によると、発表の翌日5月2日にジャニー喜多川氏から突然連絡が入り、「長くて呼びづらいから『ストーンズ』でいいじゃん」と告げられたといいます。
そこで、「6人」を意味する「SIX」の要素を消さずに、発音を「ストーンズ」に統一するウルトラCとして考案されたのが、「ix」を小文字にして発音しない(サイレント扱いにする)という手法でした。大文字だけを繋ぎ合わせると「STONES(ストーンズ)」となり、視覚的には「Six(6)」がしっかりと残るという、緻密な言葉遊びとデザイン性が融合した表記がここに完成したのです。