SNSやレシピ投稿サイトで頻繁に議論される「もち麦は洗うべきか否か」「早炊きモードでも炊けるのか」という疑問について、一次情報と調理科学の観点から検証します。
真相1:もち麦自体は「洗わなくてよい」
市販されている精白もち麦は、製造工程で徹底した精麦・加熱殺菌・異物除去が行われています。そのため、もち麦は洗わずにそのまま投入して問題ありません。むしろ水で激しく洗ってしまうと、外層付近に多く集まっている水溶性の栄養素が流出してしまう恐れがあります。「白米だけを先に研いで水加減を合わせ、最後にもち麦と追加の水を入れて軽くかき混ぜる」のが正しい手順です。
真相2:早炊きモードはNG!最低30分の浸水がプチプチ感を生む
多忙な日常で「早炊きボタン」を押したくなる場面は多いですが、もち麦の調理において事前浸水なしの早炊きはパサつきの温床になります。もち麦は米粒の中心まで水分を浸透させるのに時間を要するため、夏場は最低30分、冬場は50〜60分の浸水時間を確保してください。どうしても時間がない場合は、炊飯器の「玄米モード」または「雑穀米モード」を選択すると、炊飯工程内で長めの吸水時間が自動確保されるためふっくらと仕上がります。