国際報道において「自爆テロ」に該当する最も一般的かつ中立的な英語表現はsuicide bombingです。爆弾を用いた自爆攻撃全般を指す名詞句として、通信社から一般紙まで幅広く採用されています。爆発物以外の手段(車両突入などを含む広義の自爆攻撃)を指す場合は、suicide attackという表現も極めて頻繁に使われます。
一方で、事件そのものではなく「自爆テロを起こした実行犯」を指す場合は、suicide bomber(実行犯・単数)やsuicide bombers(複数)と明確に区別します。テロ事件の速報記事では、「誰が・何を使って・どこで犯行に及んだか」を短文で伝えるため、主語と目的語の正確な選定が欠かせません。
主要な動詞との組み合わせ(コロケーション)としては、以下のようなフレーズが定型表現として定着しています。
- carry out a suicide bombing(自爆テロを実行する)
- stage a suicide attack(自爆攻撃を仕掛ける)
- detonate a suicide vest / explosive belt(自爆ベスト/爆薬ベルトを起爆させる)
- blow oneself up(自爆する、自分もろとも爆破する)
通信社のスタイルブック(報道指針)では、主観的な形容詞を排し、行為の客観的事実を記述することが徹底されています。そのため、感情的な表現ではなく、上記のような定型化された構文がそのままニュースの見出し(Headline)やリード文を構成します。