中国の日本パクリ、その後の真相|無印裁判が暴いた知財の闇

中国の日本パクリ、その後の真相|無印裁判が暴いた知財の闇

中国の日本パクリ、その後の真相|無印裁判が暴いた知財の闇に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

Q1:無印良品の中国裁判は、最終的にどうなったのですか?
A1:ベッドカバーやタオルなどの「織物・寝具(第24類)」における商標権については、先に現地で登録を済ませていた中国企業側の権利が確定し、良品計画側は損害賠償金の支払いと謝罪文掲載を行いました。ただし、その後の店舗外観やロゴデザインの不正使用をめぐる裁判では良品計画が勝訴しており、現在店舗で販売されている大半の製品カテゴリー(文具、衣服、家具など)は正規に自社商標で展開されています。

Q2:中国の商標先取り出願問題は、法改正で改善されたのですか?
A2:劇的に改善されつつあります。改正商標法第4条により「使用を目的としない悪意の商標出願」は審査段階で却下される規定が強化され、国家知識産権局(CNIPA)によって年間数十万件規模の不当出願が却下されています。ただし、巧妙にペーパーカンパニーを使い分けて出願する手口は依然として残っており、完全な根絶には至っていません。

Q3:個人クリエイターや中小企業がデザインをパクられた場合、どう対処すべきですか?
A3:まずは日本貿易振興機構(JETRO)の知財相談窓口や海外展開支援制度を活用することが最優先です。個人の力で現地の侵害者に直接抗議すると、相手が先手を打って現地で商標や意匠を登録してしまう二次被害のリスクがあります。公的支援機関を通じて現地ECプラットフォーム(タオバオなど)への削除申請(IPRプラットフォーム利用)を行うのが、最もコストを抑えた有効な対抗策となります。

山田 真由
著者

山田 真由

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。