運賃の安さから「整備や訓練費用を削っているのではないか」と勘繰られがちなLCC(ローコストキャリア)。しかし、格安航空会社 LCC 安全性 評判の実態を精査すると、安さと安全性はトレードオフではないことが分かります。
世界中の航空会社の安全基準を評価する豪AirlineRatingsによる航空会社 安全性ランキング 最新の評価指標では、多くの主要LCC(ジェットスター、ピーチ、ライアンエアー、イージージェットなど)が、伝統的な大手フルサービスキャリア(FSC)と並び最高ランクの「7つ星」を獲得しています。
LCCの運賃が安い理由は、徹底した運用効率化にあります。座席間隔を詰めて定員を増やす、機内食や預け荷物を有料化する、短時間で折り返し運航を行うといったビジネスモデルの最適化によるものであり、運航安全基準は国際航空運送協会(IATA)の安全運航監査(IOSA)や各国航空当局(日本の国土交通省航空局など)によって大手と全く同じ厳格な法基準が義務付けられています。
むしろLCCは、燃費効率を追求するために機齢(飛行機の年齢)が若い最新鋭機(エアバスA320neoやボーイング737MAXなど)を大量一括導入する傾向があります。就航年数が浅い機体は金属疲労のリスクが低く、最新の飛行制御コンピュータが搭載されているため、機材の安全性という側面では経年機を抱える一部の老舗メガキャリアを上回るケースすら存在します。