ネット検索を行うと「換気扇の異音はクレ5-56などの潤滑剤をスプレーすれば一発で直る」といったDIY動画やブログ記事が散見されます。しかし、住宅設備のプロや消防署の火災調査員は、この行為に対して一致して「極めて危険なNG行為」と強い警告を発しています。
なぜ市販の防錆潤滑スプレーを換気扇モーターに吹き付けてはならないのか。そこには看過できない技術的理由があります。換気扇 潤滑油 スプレー 注意点の筆頭として挙げられるのは、揮発性と引火点の低さです。一般的な浸透潤滑スプレーは粘度が非常に低く、元々ベアリング内部に充填されていた高粘度のグリスまで洗い流してしまいます。その結果、一時的に滑らかになったように感じても、数週間後には油分が完全に蒸発し、以前よりも激しい金属摩耗を引き起こします。
さらに恐ろしいのは、スプレーの飛沫がモーター内部のブラシ接点や電気回路に付着することです。スイッチを入れた瞬間に生じる微小な火花がスプレーの可燃性ガスや残留成分に引火し、油煙と相まってダクト火災を誘発する重大事故が毎年実際に発生しています。
また、レンジフード ゴー音 掃除手順においても致命的な誤解が存在します。ファンを取り外す際、プロペラやシロッコファンに小さな金属クリップ(バランスウェイト)が挟まれているのを目にすることがあります。これを「挟まったゴミ」と勘違いして取り外してしまうユーザーが少なくありません。この部品は工場出荷時に0.1グラム単位でファンの回転バランスを取るための精密な重りであり、外してしまうと偏芯回転による猛烈な振動と異音を引き起こし、二度と正常な回転に戻らなくなってしまいます。