トレンデレンブルグ徴候とは?健側が下がる理由とデュシェンヌとの違い

トレンデレンブルグ徴候とは?健側が下がる理由とデュシェンヌとの違い

トレンデレンブルグ徴候とは?健側が下がる理由とデュシェンヌとの違いの真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

臨床評価および機能鑑別を正確に行うため、トレンデレンブルグ徴候とデュシェンヌ徴候の力学的特性、臨床的指標、評価基準を構造化して下表に整理しました。

鑑別項目トレンデレンブルグ徴候デュシェンヌ徴候編集部の見解・臨床評価の要点骨盤の挙動健側(遊脚側)の骨盤が下制(水平面から5度以上の傾斜)水平を維持、あるいは軽度下制にとどまる上前腸骨棘(ASIS)の左右高度差を触知して骨盤傾斜を客観視する。体幹の挙動正中位を保持、または代償なし患側(支持脚側)へ大きく側屈・傾斜(平均7〜12度以上の偏位)頭部・肩峰ラインの動揺が歩行観察時の最もわかりやすい指標となる。生体力学的本質中臀筋の外転トルク不足による「力学的破綻」モーメントアーム短縮による「能動的代償動作」代償を許容するとトレンデレンブルグは見かけ上陰性化するため注意を要する。徒手筋力テスト(MMT)外転筋力 MMT 3(抗重力位保持)〜4弱レベル外転筋力 MMT 2(重力除去位)〜3未満の重度低下筋力低下が重度であるほどデュシェンヌ徴候の出現率が有意に跳ね上がる。主な誘発原因初期〜進行期変形性股関節症、大腿骨頚部骨折後上殿神経麻痺、末期変形性股関節症、重度関節破壊原因疾患の重症度と骨破壊の進行度に強く相関する。
山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。