全国のラーメンファンを魅了してやまない「すみれ」や「純連」に代表される純すみ系の力強いスープ。これを自宅で具現化するための札幌味噌ラーメンすみれ風再現には、絶対に外してはならない調理手順が存在します。ポイントは、麺を茹でる鍋とは別に、中華鍋(または深めのフライパン)でスープのベースを「炒めて煮出す」工程を踏むことです。
調理の成否を分けるのは、強火で一気に仕上げる味噌ラーメンひき肉もやし炒めのプロセスです。一般的な家庭料理のように野菜をスープでダラダラと煮込んでしまうと、もやしから余計な水分が抜け出してスープがぼやけ、食感も損なわれます。プロの厨房で行われているメイラード反応を模倣するため、以下の黄金手順を守ることが必須です。
まず、中華鍋に大さじ1〜2杯のラードを熱し、ひき肉(豚赤身ひき肉がベスト)をカリッとするまで炒めて旨味のある脂を引き出します。そこへすりおろしたニンニクと少量の味噌(大さじ半分程度)を投入し、鍋肌でパチパチと焦げる手前まで「焼き」を入れます。この香ばしさこそが、札幌味噌ラーメン名店再現レシピの真髄です。
香りが爆発した瞬間にもやしと玉ねぎを加え、強火で20秒ほどあおった後、所定の分量より約30〜50ml少なめの熱湯を注ぎ入れ、袋麺の付属スープを溶かし込みます。沸騰したスープを丼に注ぎ、茹で上げた熱々の麺を滑り込ませ、最後に山盛りのすりおろし生姜を中央に鎮座させれば、湯気が一切立たないのに火傷するほど熱く、重厚な一杯が完成します。