二人が交わした「来世で一緒になる」という約束は、決して悲劇の慰めでは終わりませんでした。原作最終話(第205話「幾星霜を煌めく命」)で描かれた現代編において、二人は見事に転生を果たしています。
現代の東京で、蜜璃と伊黒の生まれ変わりはメガ盛りで有名な定食屋(メガ盛り洋食店)を営む仲睦まじい夫婦として登場します。妻である蜜璃の生まれ変わりはトレードマークの食欲をそのままに笑顔で厨房を切り盛りし、夫である伊黒の生まれ変わりは蛇のような鋭い眼差しで妻に色目を使う客を牽制するなど、微笑ましい日常を送っています。大正時代に命を賭して鬼を殲滅したからこそ手に入れた、平和で温かな日々と結ばれた愛の形に、多くの読者が救われ胸を熱くしました。