ビジネス文書でよく混同されがちなのが「折(おり)には」という言葉です。どちらも未来のタイミングを表しますが、ニュアンスには決定的な違いが存在します。
「折には」は、「〜の機会・タイミングが訪れたときには」という中立的かつ穏やかな意味合いです。「近くにお越しの折には、ぜひ弊社オフィスへお立ち寄りください」のように、特別な苦難や達成を伴わない通常のシチュエーションで幅広く利用できます。
対して「暁には」は、前述の通り「目標達成や苦労の結実」というドラマチックな結果を前提としています。したがって、「上京した暁にはお茶でもしましょう」といった軽い日常の約束に使うと大げさで違和感を生んでしまいます。状況の重みや達成感の有無に応じて、適切に使い分けることが求められます。