1歳9ヶ月の発達を評価する際、専門家が単語数以上に注視するのが非言語コミュニケーションの成立度合いです。言葉の遅れが単なる個人差なのか、何らかの発達支援が必要なサインなのかを見極める手がかりは、日常のしぐさに隠されています。
とくに重要なのが「指差し」のバリエーションです。欲しいものを指す「要求の指差し」だけでなく、見つけたものを教えてくれる「発見の指差し」や、大好きなものを見て「見て!」と共感を求める「共感の指差し」が出ているかは大きなチェックポイントです。
【注意深く観察したいポイント】
- 名前を呼んだときに目が合い、振り向くか(音や声への反応)
- 「おいで」「ちょうだい」などの簡単な身振り・指示に応じるか
- 親が指差した方向へ視線を向けられるか(共同注視)
- 嬉しいときや困ったときに表情豊かに感情を共有しようとするか
指差しがまったく見られない、呼んでも視線が合わない、音への反応が極端に鈍い(聴覚の懸念がある)といった様子が日常的に続く場合は、言語発達だけでなく社会性や感覚面でのサポートが必要なサインである可能性があります。