ネット上の掲示板や知恵袋などでは、急速に強くなった大学に対して「推薦組しか試合に出られないのではないか」「プロ予備校化して学業がおろそかになっているのではないか」といった誤解やネガティブな評判が書き込まれることがあります。実態はどうなのでしょうか。
第1の誤解である「推薦特待生のみの優遇」について、現場のデータはこれを否定します。事実、過去にプロ入りを果たした松井友飛投手自身、高校時代(穴水高校)は全国的に無名の存在であり、高校通算で目立った実績があったわけではありません。大学進学後にウエイトトレーニングとフォーム改善によって球速を急激に伸ばし、ドラフト候補へと成り上がったストーリーは学内でも語り草です。一般入試や指定校推薦で入学した部員であっても、実力次第で主力に定着できる土壌が存在します。
第2の誤解である「学業との両立」に関しても、大学側の手厚いバックアップ体制が敷かれています。金沢学院大学にはスポーツ科学部や文学部、経済学部などがあり、部員たちは教員免許取得やビジネスマネジメントの講義を履修しながら白球を追っています。プロへ進める選手は一握りであるという現実を首脳陣が熟知しているからこそ、セカンドキャリアを見据えた単位取得と社会人スキルの習得が義務付けられています。