学生生活の現場において、WebClassはどのように受け止められ、どのような課題が生じているのでしょうか。キャンパス内での生の声と教員側の運用実態を照合すると、システムそのものの性能以上に「運用と使い手のギャップ」が浮かび上がってきます。
薬学部に所属する高学年の学生は、その過酷な運用実態を次のように証言します。
「崇城大学薬学部WebClassの活用頻度は他学部と比べても群を抜いて高い。日々の小テスト、実習レポート、予習課題が分刻みで課されるため、スマホから課題提出方法を確認しつつ移動中にPDFをアップロードすることも日常茶飯事です。しかし、地下講義室や電波の弱い場所で送信ボタンを押すと、画面上は完了に見えても実際にはサーバー側で『下書き』のまま止まっていたことがあり、危うく単位を落としかけました」
一方で、崇城大学のWebClass活用は教育DXの先進事例としても高く評価されています。2025年8月27日、日本データパシフィック株式会社が公開した公式活用事例では、崇城大学総合教育センターの大嶋康裕教授による取り組みが特集され、大きな注目を集めました。
大嶋教授は、数学という伝統的な“紙と鉛筆”が重視される学問領域において、LMS「WebClass」を高度に融合させた独自の授業スタイルを確立。講義中の板書を撮影して即座にシステム上で共有し、数式を含むクイズをオンライン上で自動採点させるなど、「手書き×デジタル」のハイブリッド教育を実践しています。現場の教員がこれほどまでにツールを使い倒しているからこそ、学生側にも安定した操作スキルと提出リテラシーが強く求められる環境が形成されています。