卒検落ちた原因と一発中止の罠!再試験の費用と合格のコツをプロが解説

卒検落ちた原因と一発中止の罠!再試験の費用と合格のコツをプロが解説

卒検落ちた原因と一発中止の罠!再試験の費用と合格のコツをプロが解説にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

卒業検定は減点方式(持ち点100点からの減点方式で、普通一種の場合は70点以上残っていれば合格)を採用しています。しかし、実際に不合格となった受講生の検定原票を分析すると、細かい減点が積み重なって70点を下回ったケースはごく少数に過ぎません。不合格の直接的な原因の8割以上は「一発検定中止(危険行為)」に該当したことによるものです。

検定員が最も厳格に判定し、受検生が最もハマりやすい「一発中止の落とし穴」には明確なパターンが存在します。

1. 横断歩道における歩行者妨害(道路交通法第38条)

近年の交通指導取締りの重点項目であり、検定でも最も厳しくチェックされます。信号機のない横断歩道の手前で、横断しようとしている歩行者や自転車がいるにもかかわらず停止しなかった場合、即座に検定中止となります。「歩行者が渡る気配がなかった」「立ち止まってスマホを見ていた」という言い訳は通用しません。歩行者が渡る意志を明確に放棄していない限り、白線の手前で停止して道を譲る義務があります。

2. 指定場所の一時不停止(完全停止の欠如)

「止まったつもり」が命取りになる典型例です。一時停止標識のある交差点や踏切の手前では、車輪の回転が完全にゼロになる「0km/h」の状態を作らなければなりません。わずかでもクリープ現象で車体が前に動いている状態(いわゆるローリングストップ)で左右確認を始めた場合、検定員は一時不停止と判定し、その場で試験は終了します。

3. 検定員による補助ブレーキ・補助ハンドル

検定員の足元にある補助ブレーキを踏まれたり、ハンドルに手を伸ばされたりした瞬間、検定は即時中止となります。黄信号で無理に交差点へ進入しようとした際や、側方間隔が狭い駐車車両を追い越す際に対向車が接近しているなど、「検定員が危険と判断した」時点でアウトです。助手席の検定員の足元から「カチッ」とブレーキペダルが下りる音が響いた瞬間、頭が真っ白になったという体験談は後を絶ちません。

4. 卒検方向変換・縦列駐車の減点基準と中止ライン

路上から教習所内のコースに戻って行われる「方向変換」および「縦列駐車」も油断できない関門です。ここでは独自の減点・中止ルールが定められています。

方向変換や縦列駐車では、1回目の切り返しは減点ゼロ(0点)で処理されます。2回目および3回目の切り返しは1回ごとに中減点(5点程度)が引かれますが、即座に不合格になるわけではありません。しかし、4回目の切り返しを行った時点で「切り返し不能」となり検定中止が確定します。

さらに、後退中に後方のポール(障害物)や縁石に「軽く接触」した場合は、接触した瞬間に車を止めれば減点で済みますが、そのまま車輪を押し込んだりポールを倒したりした場合は「接触過度」として一発中止になります。脱輪に関しても、縁石に車輪が乗り上げた直後に停止して前進で元の位置に戻れば小減点(5点)で復旧可能です。しかし、そのまま乗り越えて進行した場合は「脱輪大」として即座に試験終了となります。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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