足首捻挫の簡単テーピング術|一人で固定する巻き方と悪化防止策の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
足首の処置に用いるアイテムには、非伸縮テープ、キネシオロジーテープ(伸縮性)、市販のサポーターなど複数の選択肢があります。受傷直後の炎症度合いや、その後の行動予定(すぐに帰宅して安静にできるのか、自力で歩いて移動しなければならないのか)によって、最適な選択肢は明確に分かれます。
固定具の分類固定力・歩行サポート度一人での施工性・難易度編集部の見解・推奨シーン非伸縮ホワイトテープ
(38mm〜50mm)【極めて高い】
関節の可動域を90%以上制限し、靭帯の再伸張を物理的に阻止。中〜高
手で切る技術が必要。シワになりやすく慣れを要する。受傷直後から自力で歩行して医療機関へ向かう際の応急処置に最適。皮膚のかぶれに注意。キネシオロジーテープ
(伸縮性・撥水性)【中程度】
完全固定はできないが、筋肉の動きを補助し腫れを誘導。低〜中
伸縮性があるため一人でもシワになりにくく貼りやすい。軽度のひねり(Grade 1)や、急性期を過ぎた後のリハビリ期、むくみ軽減に有効。セミリジッドサポーター
(外側ステー・クロスベルト内蔵)【高〜非常に高い】
側方のプラスチック支柱により内反を強固に制動。極めて容易
面ファスナー(マジックテープ)で誰でも1分で着脱可能。テーピング技術に不安がある場合のベストバイ。靴のサイズ調整が必要になる点に留意。ソフトニットサポーター
(筒型・圧迫重視)【低い】
保温と軽度の圧迫のみ。骨や靭帯の制動力はほぼ皆無。極めて容易
靴下のように履くだけ。急性捻挫の歩行固定には不向き。不安定感を悪化させる恐れがあるため初期は避けるべき。
歩行を可能にする固定力を得るには、非伸縮ホワイトテープによる部分固定か、側方にプラスチックステーが入った足首専用サポーターの2択となります。「湿布を貼った上から靴下サポーターを履くだけ」という処置では、足関節の横ブレを抑えられず、一歩踏み出すたびに外側側副靭帯へ微小断裂を繰り返す結果となります。