私大入試の最前線において、早稲田大学の学部間格差はどのような構造になっているのか。大手予備校(河合塾・駿台予備学校・東進ハイスクール)が公表している2026年最新の偏差値データをもとに、文系・理系を包括した学部別難易度を整理しました。
早稲田大学では、政治経済学部が2021年度入試から「大学入学共通テスト+学部独自試験(日英両言語による読解・表現力)」へと舵を切り、社会科学部や国際教養学部も共通テスト併用型や英語外部検定の比重を高めたことで、私大文系専願者の「乱れ打ち」が通用しにくくなっています。その結果、従来の3教科個別試験を維持している学部や、共通テストの科目負担が異なる学部との間で、見かけ上の偏差値や倍率に明確なコントラストが生じています。
表を見ると明らかなように、早稲田大学の中で「偏差値が低い学部」として数値上抽出されるのは、スポーツ科学部(60.0〜62.5)、人間科学部(62.5〜65.0)、そして教育学部の一部専修(62.5〜65.0)です。政治経済学部や法学部が軒並み67.5〜70.0をマークしていることと比較すると、確かにワンランク下に位置しているように見えます。しかし、この数値を「簡単に受かる」と解釈すると痛烈なしっぺ返しを食らうことになります。