名門芸能一家の長男として育ちながら、駿河太郎のスタート地点は決して俳優畑ではありませんでした。学生時代から音楽に情熱を注ぎ、大阪学院大学高等学校を卒業後は大学進学ではなく、音楽と語学を学ぶためにイギリス・ロンドンへ2年間の単身留学を決断します。
帰国後の2003年、シンガーソングライター「taro」としてメジャーデビューを果たし、2008年にはロックバンド「sleepydog」を結成。精力的な音楽活動を展開していました。しかし、表現者としての将来を見つめ直すなかで、30歳という大きな節目を機に俳優への転身を決意します。
多くの二世タレントが親のコネクションを活用するなか、彼は「笑福亭鶴瓶の息子」という事実を伏せ、自力でワークショップやオーディションに通い詰めました。ゼロから演技の基礎を叩き込んだ経験が、現在の揺るぎない演技力の土台となっています。