バドミントンにおける「ガット」とは、ラケットのフレーム面に網目状に張られている糸のことです。テニスやバドミントン業界では正式に「ストリング」と呼ばれますが、一般的にはガットという呼称が広く定着しています。かつては動物の腸(gut)を原料にしていた名残でこの名が残っていますが、現在の主流は高強度ナイロンや特殊複合繊維で作られたハイテク素材です。
ガットの選択によって打球感が激変する理由は、シャトルが当たった瞬間の「たわみ」と「復元力(トランポリン効果)」の現れ方が大きく変わるためです。ガットが柔らかくたわめばシャトルを包み込むように遠くへ飛ばすことができ、硬く張られていれば接触時間が短くなり、シャープで鋭い弾き出しが得られます。自分の筋力やプレースタイルに合致したガットを選ぶことが、上達への最短ルートとなります。