職場の歓送迎会やプロジェクトの打ち上げなど、宴会を仕切る幹事にかかるプレッシャーは年々高まっている。参加者の中にヘビースモーカーと煙を一切受け付けない非喫煙者が混在する場合、店選びの難易度は格段に上がる。
「全員が100%満足する店を探すのは至難の業」と胸の内を明かす30代の会社員幹事は苦笑いする。喫煙可能な店を選べば非喫煙者から不満が出かねず、完全禁煙の店にすれば乾杯直後から喫煙者が相次いで席を立ち、宴会の一体感が削がれてしまう。結果として、加熱式タバコ限定の席がある店や、各フロアに高性能ブースを備えた大型店に予約が集中する現象が起きている。一本のタバコが宴会の空気感や職場の人間の距離感まで左右する時代だ。