耳垢がたまりやすい人の特徴とは?体質とNg習慣から紐解くケア法

耳垢がたまりやすい人の特徴とは?体質とNg習慣から紐解くケア法

耳垢がたまりやすい人の特徴とは?体質とNg習慣から紐解くケア法に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。今すぐチェックことができます。

なぜ特定の人ばかり耳垢がたまりやすいのか。臨床現場の耳鼻咽喉科専門医への取材や解剖学的な見地から分析すると、そこには体質・解剖学的構造・生活環境という3つの明確な要因が存在します。

最も大きな要素は、耳垢の性状を決める遺伝的体質です。耳垢にはカサカサと乾燥した「乾性耳垢」と、湿り気を帯びて粘り気のある「湿性耳垢(通称:アメ耳・ネコ耳)」の2種類があります。湿性耳垢の人は、外耳道にあるアポクリン汗腺の分泌活動が非常に活発であり、脂質やタンパク質を多く含む分泌物が日常的に排出されます。この粘着性の高い分泌物が剥がれ落ちた皮膚(角化細胞)やホコリを巻き込むため、乾燥タイプに比べて物理的に耳垢の量が増え、塊になりやすい特徴を持っています。

2つ目の特徴は、耳の穴(外耳道)の形状です。外耳道が生まれつき細い人や、S字状のカーブが急な構造をしている人は、耳垢が自然に外へ排出されにくくなります。通常、耳の皮膚には鼓膜側から外側へと自律的に細胞が移動する「自浄作用(マイグレーション機能)」が備わっていますが、通路が狭かったり湾曲が強かったりすると、途中で引っかかって堆積してしまいます。

さらに見逃せないのが、年代による特徴です。乳幼児や子どもは外耳道が狭いうえに新陳代謝が非常に旺盛で、分泌物と剥離した皮膚が混ざり合って短期間で大きな塊を形成します。一方で高齢者の場合、加齢によって外耳道の自浄作用が低下するほか、耳垢に含まれる水分が減少してカチカチに硬化し、排出されずに留まるリスクが急増します。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。