滋賀県立図書館の最大の強みは、単なる1つの館にとどまらず「滋賀県全体の図書館ネットワークの中核」として機能している点にあります。大津市瀬田の現地に直接足を運ぶことが難しい県民であっても、高度なオンライン機能と配送網を活用すれば、最寄りの生活圏でそのリソースを享受できます。
利便性を飛躍的に高める3つのコアシステムは以下の通りです。
- Web蔵書検索(OPAC)と予約受取:
公式ウェブサイトの蔵書検索システムから、館内にある140万冊の所蔵状況をリアルタイムで確認できます。貸出中の図書に対する予約はもちろん、書庫に入っている専門資料の出納予約もオンラインで完結します。 - 県内市町立図書館での受取・返却(遠隔地受取):
滋賀県立図書館の所蔵本を、居住地や勤務地近くの「市立・町立図書館」の窓口で受け取り、返却できる相互協力体制が敷かれています。予約時に受取場所を最寄りの市町図書館に指定することで、大津市まで出向くことなく県立図書館の資料を取り寄せることが可能です。 - 滋賀県電子図書館(電子書籍サービス):
スマートフォンやタブレット、PCのブラウザから直接アクセスし、電子書籍の貸出・閲覧・返却ができる「滋賀県電子図書館」が稼働しています。来館不要で24時間いつでも利用でき、ビジネス書や学術書、児童書などを文字サイズ拡大や音声読み上げ機能を活用しながら読書できます。期限が来ると自動で返却されるため、延滞の心配もありません。
日々の読書には最寄りの市町立図書館を使い、専門的な調査や研究論文の収集、絶版となった地域資料の閲覧には県立図書館の取り寄せネットワークを組み合わせるハイブリッド運用が、最も費用対効果の高い活用法と言えます。