こうした行政主導の締め付けに対し、若者やネットユーザーの間では激しい議論が巻き起こった。中国最大のマイクロブログプラットフォームであるWeiboでは、「#北京ビキニ取締り」といったハッシュタグがトレンドの上位を独占。「みっともないから当然」「国際都市に相応しくない」という賛成派と、「個人の自由を害している」「庶民の生きた文化を奪うな」という反対派が真っ向から対立した。
一方、ショート動画アプリのTikTok(中国版・抖音)では、ユーモアを交えてこの現象を捉える動画が爆発的な再生数を記録した。外国人クリエイターが面白おかしく真似をする動画や、取り締まりから逃れようとTシャツを一瞬で元に戻す仕掛け服の紹介など、若者文化としての消費が進む。SNSは行政の規制に対する市民の不満の受け皿になると同時に、この現象を世界的なインターネットミームへと押し上げる原動力となった。