王直の悪魔の実の能力については公式で明言されていませんが、黒ひげ海賊団との戦いからいくつかの有力な仮説が立てられています。
第一に、ハチノス島そのものを操る「シマシマの実」の前任者であった可能性です。現在シマシマの実は黒ひげ幹部のピサロが所有していますが、王直が島と同化して侵略者を排除する要塞型の能力者であったなら、黒ひげが単独攻略に手こずった理由と辻褄が合います。第二に、中国海賊の伝説に由来する「幻獣種」や「風・海流を操る自然系能力」など、個人の圧倒的な武力に直結する能力であった説です。
そして最も読者の関心を集めるのが王直の現在の生死と安否です。敗北後の展開として、主に3つのシナリオが考えられます。
- シナリオA(能力強奪による死亡):黒ひげ海賊団の常套手段である「能力者狩り」に遭い、命を落としたパターン。
- シナリオB(ハチノス地下への幽閉・捕虜):旧支配者としての影響力や情報を利用するため、ハチノスの牢獄に囚われているパターン。
- シナリオC(海軍への引き渡し・脱出):コビーや海軍の手によってインペルダウンへ護送された、あるいは残党と共に海域を脱出したパターン。
黒ひげがわざわざ「コビーのお陰で倒せた」と語り、明確な処刑描写を避けている演出意図を考慮すると、王直は最終章の後半戦で生存が明かされる重要ピースとして温存されている公算が高いと言えます。